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酸化LDLが危険度を増す!
活性酸素が動脈硬化の元凶。白血球が酸化LDLを食べて巨大化
リボたんばくのLDLが血液中で増加すると、血液の濃度が増してドロドロ状態になります。血流が悪くなり、動脈硬化が進行しますが、この過程でいちばん問題になるのは、LDLが活性酸素(体を酸化させる働きが強い酸素)によって酸化されることです。
ドロドロ血液の中で、数が増えたLDLは停滞しやすくなり、行き場を失ったLDLは動脈の血管壁の中に入り込みます。血管壁は、血液中よりも活性酸素が発生しやすい場所であることから、血管壁に入ったLDLは、ほぼ100%酸化LDLに変えられます。
酸化したLDLは異物とみなされ、体を守るための免疫機能が働き出し、白血球のどんしょく一種のマクロファージ(貪食細胞)が血管壁に入り、酸化した を食べて処理しようと試みます。
この状態が続くと、マクロファージは酸化したコレステロールを食べ過ぎた状態とり、泡沫細胞(泡のような形状の細胞)に変わります。これらは血管の内皮細胞の内側にたまっていき、それによって動脈壁が押し上げられ、血管内部が狭くなります。この状態を「アテローム(粥状)動脈硬化」と言い、さらに進行すると、最後には血管壁が破裂します。血管壁が破れると、すぐに血栓ができて血管をふさいでしまい、これによって心筋梗塞や脳梗塞が引き起こされます。
血栓とは?
血小板が凝固したもので本来は体を守る機能のひとつです。たとえば、切り傷ができたとき、切り口に血のかたまりができ、血がとまるのは、血栓の働きがあるためです。
しかし、動脈硬化で血管内部が狭くなった場所で血管壁が破れると、血栓が血管をふさいでしまいやすくなり、命にかかわる病気につながってしまいます。
細動脈硬化と中膜硬化
動脈硬化には、上述のアテローム動脈硬化のほかに脳や腎臓などの細い動脈が狭くなって起こる「細動脈硬化」と、腕や太ももの動脈の血管中膜が石灰化する「中腰硬化」があります。
活性酸素の発生源とその防止
活性酸素を発生させる原因になるのは、たばこ、ストレス、排気ガス、食品添加物、酸化した調理油、紫外線、ダイオキシン、消毒に使う塩素化合物などです。また、体の中でエネルギーを作る際、脂肪やブドウ糖を燃やすときにも活性酸素ができます。
体内の活性酸素の量を減らすには、禁煙、汚れた空気がある場所にいる時間を減らす、ストレスをためない、添加物の少ない食品を選ぶ、抗酸化力の強い食品をとる、などが有効です。
超悪玉 と恐玉
近年の研究で、酸化したLDL 以外にも、動脈硬化を進める可紛性が高い があることが発見されています。一般的な健康診断や、人間ドックの検診項目には、入れられることが少ないようですが、どちらの検査にも健康保険が適用されます。
血液検査時にリクエストしてみるといいでしょう。
超悪玉 sdLDL
「小型LDL 」とも呼ばれます。LDL は通常、直径26〜27ナノメートル(ナノは10億分の1)ですが、このsdLDLは直径が25.5ナノメートル以下と小型で、比重はLDLより重めです。
通常のLDL受容体に結合しにくいため、血中停滞時間が長めとなり、粒子サイズも小さいので、血管壁に入りやすく、酸化されやすい特性があります。
超悪玉 RLP-C
「レムナント様リボたんばく 」が正式名称。カイロミクロンやVLDLなどのリボたんばくが、血液中でくヂ分解されたあとの残り屑です。
酸化を受けなくても、マクロファージが異物と判断して取り込むため、血管壁を肥厚させやすく、これが増えていると、けい突然死を起こしやすかったり、血管の痙攣を引き起こし、狭心症の原因になったりします。
その他 コレステロールを下げる 食品
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